まだ稽古日誌は書いたことないので、脚本・演出の別役がここまでを振り返りながら書きたいと思います。
週2回のペースで稽古は進んできましたが、ここぞとばかりにゴールデンウィークは過密スケジュールです。
殺人的です。ダウンする人が出るんじゃないかとも思いましたが、みんな乗り切れたのはすごいですね。
コメディーで、楽しい稽古場だからというのも大きいと思います。
これ悲劇だったら、ホントに死んでるかも……。
4/28~5/5までの間で、稽古日は6日間。
60時間以上やりました!
総稽古時間の1/3以上を一週間で消化したわけです。
稽古は、全部で52に分かれているユニット毎に行われ、次々に消化していきます。
サクサクっといくユニットもあれば、なかには、1時間もかかってしまうユニットも出てきます。
大体30分に1ユニット消化するのが理想的なペースではありますが、
この作品は、大人数が出るシーンが多く、おのずと出番ユニットがみんな多いので、予習に追われます。
そして別役も、ファーディナンド役で入っていることもあり、
動きの確認が必要なところは、ビデオで撮って確認することもしばしばです。
別役も、ずっと稽古に貼り付きのため、合間の時間で予習ということがでないので、進行に追われます。
現時点で、総稽古の2/3が終了しました!
しかし、台詞はまだ喋っていません!
確認のために、棒読みで読むだけです!
こういった稽古に不慣れな人は、戸惑いや不安を感じるかもしれません。
それからダメ出し演出に慣れすぎている人も。
このシステムでは、稽古の2/3を、発見と開拓と創造に費やさないといけないのです。
台詞を喋り、動きを固めていく作業が次に続きます。(Blockingと呼ばれます)
そして、各ユニットを繋げて、全体としての流れや、テンポ&リズムを整える最終作業がその次に続きます。(Run-throughと呼ばれます)
土台作りの脚本読解、Q&A。
開拓と創造のI DO、I WANT。
しっかり取り組んでいけば、自動的に台詞を喋り始めたときには、演技がほぼ完成しています。
システムが連れて行ってくれる演出なのです。
その中で、問題と解決や、収縮と拡大が繰り返され、進んでいきます。
ここに来て時間がなくなってきましたが、まぁ想定通りといえば想定通りで、
二、三度は焦ることが必要です。ずっと焦るのは不必要です。
ここまでは非常にいい稽古になっています。
5/5は、無理してでもMix Run-Throughが出来て良かったです。(みんなごめんね)大きかったです。
あと一つ結構大きな課題が残っていて、それは18・19日の追い込み稽古のときに立ちはだかるので、
そこまで、この調子で、勇み、進んでいきたいと思います。
別役
いやはや楽しいゴールデンウィークでした!まだまだ役作り追いついて居ませんが、ここからですね(o^^o)